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蓼科高原Life Style Magazine ─イマドキ別荘ライフ ─

Vol.6

晩秋の輝き、そして冬支度。

月日が経つのは早いもので夏が去ったかと思ったら紅葉のピークも過ぎ、広葉樹から始まった秋の彩りは、今、カラマツの黄葉で終盤を迎えている。
 森を黄一色に染め上げるカラマツは、蓼科高原の晩秋の風物詩。八ヶ岳山麓一体を錦の絨毯を敷いたかのように覆い、紅葉のラストステージを飾る。

特に青空とのコントラストが美しく、これを見ずして蓼科の秋を締めくくることはできない。澄み渡る秋空の下、黄褐色に染まる八ヶ岳山麓を一望できるビーナスラインへドライブに出かけてみた。旅行だと予め日程を決めなくてはいけないので天気を選べないが、山荘に滞在していると、朝、空模様を見て出かけられるため、晴天の絶景を狙いうちできる。

白樺湖から車山を経て霧ヶ峰へと向かう区間は視界を遮るものが少なく、まるで雲の上をドライブしているような開放感。八ヶ岳、南・中央・北アルプスを一望する壮大なマウンテンビューは、何度見ても感動する。草原が色づき黄褐色に染まる様子は草紅葉と呼ばれ、その彼方に浮かぶ富士山のシルエットとの対比がとても幻想的だ。

そして車山肩駐車場の近くにある「ころぼっくるひゅって」のカフェでランチをとるのが定番で、数量限定のボルシチセットがお気に入り。真っ赤なスープに野菜の旨味がたっぷり入ったボルシチは、身も心もホッと暖まる。食後は車山の草紅葉を眺めながら、淹れ立てのサイフォンコーヒーが楽しめる。

冬の足音、薪ストーブの季節

輝く黄葉とマウンテンビューが織りなす絶景を往く秋を惜しむかのように愉しみ、ビーナスラインを下ってくると陽は西へ傾き、別荘地内は早くも夕闇の中。陽が沈むと気温が一気に下がり、夜になると氷点下まで下がることも珍しくない。
 そこで「いよいよ薪ストーブの出番だ!」と久しぶりに扉を開けてみると、炉内には灰が溜まっていた。根が無精者なもので「今度掃除しよう」と先延ばしにして、すっかり忘れていた。

灰掻き棒で炉内の灰を手前に掻き出し、シャベルですくい灰が飛散しないように気を付けながらアッシュコンテナへ。「完全に燃え尽きると太い薪がこんなにサラサラの灰になるのか」薪ストーブの熱効率の高さを再認識した。

次は、ススで黒く汚れたままだった扉のガラス窓の掃除。以前、薪ストーブ愛好家から「灰でこするとガラス汚れを簡単に落とせる」と聞いたので、やってみた。濡れたキッチンペーパーに灰をつけてガラス窓をこすると、べったり付いていた汚れがみるみる落ち、黒くくすんでいたガラスが見事なまでにくっきりクリアになった。

細い焚き付け材を炉内に組みやすいサイズに切り分け、今シーズン初の火入れの準備が整った。まず炉床に太い薪を2本置きさらに重ね、その上に焚き付け材を空気がよく通るようにランダムに組み、隙間に着火剤をセット。火を付けるとメラメラと炎が上段の焚き付け材に燃え移る。

パチパチ跳ねる薪の音。強くなったり弱くなったり刻々と姿を変えて揺らめく炎。眺めていると、時間が経つのを忘れてしまう。近頃、ソロキャンプの人気が高まっているようだが、その魅力の一つが焚き火だ。森の中で焚き火の炎を見つめる時間は至福のひとときだという。薪ストーブの傍らで、まるで生き物のように揺らぐ炎を眺め続ける幸福感に通じるものがある。

そして、炎の熱を遠赤外線として放出する薪ストーブは天板の上で料理もできる。特に煮込み料理の美味しさは格別だ。ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、タマネギなどの野菜とソーセージやベーコンを鍋に入れコンソメスープで煮込めば、ギュッと旨味が染み込んだホクホクのポトフが出来上がる。
 炉内にゴトクを置けばオーブン料理も楽しめる。直火で焼いたピザはカリッと芳ばしく、一度食べたらやみつきになる。

ぬくもりに包まれながら揺らぐ炎を眺めているうちに、本格的な薪ストーブのシーズンが待ちきれなくなってきた。
 「寒いところは寒い季節がいい」なんて言っていた人がいたが、その通りかもしれない。

WEBマガジン「イマドキ別荘ライフ」は、50代半ばの中堅サラリーマン(男性)が、中古別荘を購入し、等身大の森の暮らしを楽しんでいく、限りなく現実に近いフィクションです。

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