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軽井沢通信 vol.10 特集:軽井沢、きらきらサイクリング 〜初夏の風をきって〜 軽井沢、きらめきサイクリング アートに触れる美術館めぐり 軽井沢の食材 〜キボウシ〜

軽井沢、きらめきサイクリング 美術館めぐり

軽井沢の観光スポット巡りなら、断然、自転車がおすすめ。
徒歩では厳しい道程も楽々移動でき、わずらわしい渋滞も回避、自転車専用のコースが整備されている場所もあるので走りやすさも抜群。

そしてなにより、軽井沢の豊かな自然、静けさ、賑わい、歴史…、色んなものを自分の足でたどれる大きな喜びがあります。ペダルを踏んで、軽井沢をおもいきり駆け抜けてみませんか。

レンタサイクル

軽井沢駅周辺だけでも10以上のレンタサイクル店が存在しているのは、それだけ需要があるという証拠。あの「二人乗り自転車」は、軽井沢の代名詞のようなもの。友だち同士、恋人同士でぜひチャレンジしてみてください。協力し合いペダルをこぐ楽しさ、同じ景色に包まれる一体感を味わえば、二人の愛や友情はグッと深まるはず。恥ずかしがらなくても大丈夫。意外と乗ってる人は多いです。

さて、今回お世話になったのは軽井沢駅北口から歩いて2分、子ども用から大人の電動アシスト、二人乗り自転車まで各種そろったレンタサイクル店「市村輪店」。大人用のギア付自転車をレンタルしました(料金は大人用1時間以内:400円/2時間以内700円/当日中:1000円)。店のおじさんにサドルの高さ調節をしてもらい、サイクリングマップをもらって、いざ出発!

二人乗り自転車

「旧軽井沢周辺コース」

旧軽井沢周辺コースマップ
旧三笠ホテル
万平ホテル

今回は旧軽井沢エリアで観光スポットや自然を満喫できるコースをチョイス。坂道も少なく、サイクリング道路に案内標識が設置されているから初心者でも安心です。

新緑の優しい黄緑色と澄んだ空気に包まれ、林を抜け、小川に添い別荘を横目に、喧騒も混雑もない軽井沢本来の美しさを、目で、耳で、肌で直に感じられるサイクリングは、最高に気持ちがいいことを改めて実感しました。

「なぜ軽井沢が高級リゾート地になったのか…」「なぜ軽井沢が別荘地として愛されてきたのか…」分かる気がするな〜などとしみじみ感じながら、最初に目指したのは「雲場池」。

ここは鹿島の森からわき出す「御膳水」をせき止めて作られた池で、「スワンレイク」の愛称で親しまれています。カモが悠々と泳ぎ、木々がキラキラと湖面に反射する美しい雲場池を眺めながら大きく深呼吸。癒されます。

次の目的地、「旧三笠ホテル」までのコースは、アップダウンも少なく、車もほとんど通らない林道を爽快に走り抜けます。

雲場池から約20分で「旧三笠ホテル」に到着。ここは、設計、施工が日本人の手による明治後期の純西洋風の木造ホテルで、国の重要文化財にも指定された観光名所。文化人財界人が多く宿泊したことから「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていたそう。当時の最先端、最高級の設備が整えられていたホテル…。いかにも、軽井沢的ですね。

そこからほどなく「旧軽銀座通り」へ。すると世界は一変! 人、人、人、店、店、店…。これもまた軽井沢らしい風景です。歩く人を縫うように通り抜ける爽快感もまた、サイクリングの魅力。気になるお店を気軽にチェックできるのもGood!

旧軽銀座通りから向かったのは「軽井沢万平ホテル」。ほんの数分自転車を走らせただけで、厳粛さ漂う空気へとガラッと様変わり。
「軽井沢万平ホテル」は、軽井沢の自然、歴史とともに歩んできた、日本を代表するクラシックホテル。江戸時代後期、佐藤万右衛門が万平ホテルの前身となる旅籠「亀屋」を旧軽井沢銀座(現在の軽井沢郵便局付近)に開業したのが始まりと言われ、避暑のために滞在していたジョン・レノンとオノ・ヨーコがホテル1階のカフェテラスでロイヤルミルクティーを注文したところ当時のメニューにはなく、ジョン自身が作り方を直伝したという逸話も残されています。

そして最後の目的地は「矢ケ崎公園」です。「軽井沢大賀ホール」に隣接し、広さは約4万6000平方メートル。中心にある池には160メートルの木造陸橋が架かり、橋からは浅間山と離山を同時に眺めることができます。クリスマスにはイルミネーションが彩られ、水面に光が反射してさらにロマンチックに。

約2時間のコースをサイクリングした感想は「軽井沢の魅力を知るならサイクリングに勝るものなし」。場所ごとに空気や表情までがらりと変わってしまう軽井沢の魅力を再発見。新緑の軽井沢を駆け抜ける爽快サイクリングで、明日からのパワーをしっかりチャージしました。

アートに触れる 〜表情の異なる二つの美術館〜

軽井沢にはたくさんの美術館があります。多様なアーティストの世界に触れられるだけでなく、その場所、その空気に調和するように佇む美術館そのものも、計算し尽くされた一つのアートです。今回は表情の異なる二つ美術館をご紹介します。

「軽井沢ニューアートミュージアム」

JR軽井沢駅から旧軽井沢銀座に向かって徒歩約7分、「軽井沢ニューアートミュージアム」は4月27日にオープンしたばかりの美術館です。

まず、軽井沢本通りでひときわ存在感を放つ建物が必見です。総ガラス張りに白樺を思わせる白い柱を林立させた近未来的な姿は建築家・西森陸雄の手によるもので、2007年に商業施設として建てられました。その後長く空いていたものを、今回美術館へとリニューアル。

「軽井沢ニューアートミュージアム」は戦後から現在までの日本の優れた現代アートを新しい視点から紹介し、国内外に広く普及していくことが目的とされています。現在は、開館記念展として「日本の現代アート1950—現在(いま)」をテーマにした「軽井沢の風」展が9月2日まで開催されています。

早速入り口を入ってみると、最初に目に飛び込んでくるのが、岡本太郎の彫刻作品。圧倒されるようなその存在感に「芸術は…」の名セリフをおもわず叫びたくなります。岡本太郎のほか、村上隆、松井冬子といった、有名アーティストの作品を堪能できるほか、建築分野に焦点を当てた展示室もあり、現代アートに明るくない人でも、芸術の奥深さや幅広さを体感できます。

文化施設が数多くある軽井沢に登場した「軽井沢ニューアートミュージアム」。新らしい名所になりそうですね。

「セゾン現代美術館」

しなの鉄道中軽井沢駅から車で約10分、静かな森の中にひっそりと佇む美術館です。

国内のみならず、国外の美術愛好家にも認められた作品が展示された、教科書のような美術館と言うことができそうです。

20世紀初頭の海外の巨匠から日本気鋭の作家まで幅広く収集され、春と夏の2回開催されるセゾン現代美術館コレクション展では、毎回テーマに沿った約200点の作品を展示しています。

開催中の「現代美術の楽園」では、10のテーマに作品を分け、展示室の入口などに配置された横尾忠則氏の版画『聖シャンバラ』(10点組)を発見する楽しみもあります。10番目は容易に見つけられない場所に配置するところにも、「楽園」にふさわしい遊び心が感じられます。

敷地内には、小川の流れる庭園があり、イサム・ノグチなどの彫刻が点在。全体プランは彫刻家・若林奮氏によるもので、自然とアートの融合が楽しめます。

軽井沢で感じる現代アート。どう見るか、どう余韻を残すか、自由な感性で、自由な目で楽しめたらそれで良いのではないでしょうか。少しだけ高尚な気分に浸れるのも、美術館を訪れたくなる理由かもしれません。


【セゾン現代美術館】
長野県北佐久郡軽井沢町1151-5 TEL.0267-46-8691 http://knam.jp/
開館時間:4〜6月:10:00-17:00(金・土は19:00まで) 7〜9月:10:00-18:00(金・土は21:00まで)
※いずれも入館は30分前まで。火曜日休館(祝日の場合はその翌日)。7月21日[土]から8月26日[日]までは休館日なし。

■「軽井沢の風」展 日本の現代アート1950−現在(いま)
会期:2012年4月27日(水)〜 9月2日(日)
前期=4月27日(金)〜 6月25日(月)、後期=6月27日(水)〜 9月2日(日)。前期と後期で展示作家が異なります。
期間:①4月27日 〜5月31日 ②6月1日 〜 7月20日、8月27日 〜 9月2日 ③7月21日 〜8月26日
観覧料:一般 ①1,600円 ②1,900円 ③2,500円 65歳以上・高大生 ①1,200円 ②1,500円 1,900円
    小中生 ①800円 ②1,000円 ③1,300円 未就学児 ①,②,③無料
【セゾン現代美術館】
長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140 TEL.0267-46-2020 http://www.smma.or.jp/
開館時間:4〜10月:10:00〜18:00 11月:10:00〜17:00 ※入館は閉館30分前まで 木曜日休館。8月は休館日なし。

■現代美術の楽園
会期:2012年4月14日(土)〜 7月1日(日)
入館料:一般1,000円 大高生700円 中小生300円

軽井沢の食材 〜キボウシ〜

ギボウシはユリ科の多年草で、たくさんの種類が多く自生していて、観賞用としても楽しまれています。食用にするのは主にオオバギボウシで、ウルイともいわれてます。

食べ方は簡単です。春から初夏に出る若葉を収穫して、さっとゆでるときれいなエメラルドグリーンになりますから、そのままサラダにしても、ゴマ和えやマヨネーズ和え、酢みそ和えにしても美味しくいただけます。

山菜にしてはアクが少なく、苦味もありません。しゃきしゃきとした食感もさわやかです。栄養面では、ビタミンCが豊富で、抵抗力を高める作用がある多糖類が多く含まれています。軽井沢ではギボウシは今が旬。農産物直売所などで手に入れることができます。ぜひ初夏の味を楽しんでみてください。

■キボウシ■ギボウシ
■ゆでるときれいな色に。■ゆでるときれいな色に。
■ゴマ和え■ゴマ和え