立石公園から諏訪湖を望む
諏訪湖は周囲を山に囲まれており、少し登るとその全体を見下ろすことができます。


展望スポットとして特に人気があるのが諏訪市の立石公園です。
最近は、カンヌ国際映画祭で脚本賞などを受賞した映画「怪物」の
ロケ地となったことで、注目されました。
雨予報だった休日に、思いがけず薄日が差していて、
このブームを思い出し、何十年かぶりに行ってみることにしました。
国道20号線を、真澄の宮坂醸造さんの前から霧ヶ峰方面に登っていくと、
途中で案内看板が出てきます。
山の方に登るにつれ、学生の頃、体育の授業でこの辺りを
ひたすら走った記憶が甦ってきました。
7月から10月くらいまで、学校から山に向かって4km、6km、11kmを延々と走り、
シーズン初めは筋肉痛で動けなくなったり、
遅すぎて次の授業に間に合わなかったり、思い出すだけでうんざりします。
しかし、車なら国道から5分程度で着きます。
大人になってよかった。

公園から諏訪湖を見下ろします。
雨予報だっただけあり、灰色の雲が山を覆い隠していました。
湖と岡谷市から茅野市方面までが一望でき、
改めて諏訪地域は盆地なのだなあと実感できます。
最後の審判のような空模様も相まって、何だか世界征服感が湧きます。
晴れていれば、諏訪湖越しに南アルプス~北アルプスまで一望できるそうです。


公園にはところどころに植物が植えられていて、
この日はノウゼンカズラや、いろいろな種類の紫陽花が見頃となっていました。
諏訪市らしく、カリンと思しき木もありました。

山の斜面に位置しているので、公園内も坂と階段で移動しなければいけませんが
日中は湖と山々を、夜は諏訪市街地の夜景を楽しめる眺望スポットです。
できれば、天気のよい日に行かれることをお勧めします。
