秋は夕暮れ

確実に秋に向かっているはずなのに、まだ毎日の印象は夏です。
帰宅すると相変わらず室内が30℃くらいあり、こんな気候がいつまで続くのかと
うんざりしてしまいます。
朝晩がかなり涼しくなってきて、一日の中の気温差が大きいのも
普通に暮らしているだけで疲れる原因かもしれません。
今日は、雲が多めの晴天です。


生垣のイチイの木に赤い実が生っていて、
そう言えば秋が来るのだった、と辛うじて思い出させてくれます。


秋は夕暮れ、というフレーズは学生の頃に習いましたが、
今年は夕立が少なかったので、夏の時期から夕焼けがきれいに見える日が
多くありました。




先週末も帰宅する頃、空が美しく染まっていました。


夕焼けを見ると、学生時代の友人が
「夕焼け写真家になる」と言っていたのを思い出します。
当時は、なんとニッチな・・と思いましたが、
今となっては自分がなりたいです。
ちなみに、カメラをチェックしていると、
夕焼けより多いのが昆虫の写真です。


イチイの実の写真を撮りに行った帰りに、
イタドリの藪の中でひらひらと飛ぶヒョウモンチョウのなかまを見つけました。
よく見かけるものより少し大きく、開いた羽の地の色が淡くくすんでいます。
羽の裏側には白墨を流したような筋が見えました。
ミドリヒョウモン(♀)でしょうか。
人の気配を感じると飛び立ってしまうので、炎天下、
「自分は地蔵・・・」と言い聞かせながら固まって粘りました。
