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蓼科高原Life Style Magazine ─イマドキ別荘ライフ ─

Vol.5

蓼科で過ごす、何気ない一日。

新型コロナウイルス感染症の影響で長らく不要不急の外出を控えていたが、数ヶ月ぶりに蓼科高原に帰ってきた。

芽吹きの季節はすでに過ぎ、辺り一面が新緑に染まっている。朝、ちょっと早起きして散歩すると、森全体がみずみずしい緑の香りに包まれとても気持ちいい。小鳥の囀りがシャワーのように降り注ぎ、早くもエゾハルゼミが鳴きはじめ賑やかだ。知らないうちに蓼科に夏がやってきていた。

手付かずだった庭は予想通り草が伸び放題だが、よく見ると白い小さな花や可憐なピンクの花があちらこちらに咲いている。草むらのなかで健気に咲く花々は美しく逞しく、なんだか元気が湧いてくる。花の名前が分からないのでスマホでパシャリと写真を撮り調べてみると、マイヅルソウとベニバナイチヤクソウだった。

枝を切り、草を刈る、労働が楽しい。

他に珍しい花がないものか?探しながら庭を歩いていると、葉の付いていない枯れ枝や元気のない細長い木がやたらと目に付きはじめ、どうにもこうにも気になってしまう。
 「思い立ったが吉日」と、ホームセンターの開店時間に合わせて山荘を出て、枝切りノコギリと草刈りカマを買ってきた。

まずは手始めに枯れ枝をノコギリで切り始めると、たいして力を入れていないのにサクサク切れる。このような枯れ枝やヒョロヒョロの細い木は、見た目が良くないだけでなく強風で折れる可能性があるので、早めに切っておいた方がいい。力なく無造作に曲がった枝、隣の木に寄りかかっている木、屋根や電線に引っ掛かっていた枝などなど、支障のありそうな枝や低木をどんどん剪定した。

都会暮らしでは木の枝を切ることなどまったくないので、ノコギリをギコギコ動かしているだけでも面白い。夢中になってしまい、気が付くと午後1時を過ぎていた。枝を切ったり草を刈ったりすることがこんなに楽しいとは、想像していなかった。しかも蓼科高原は空気がカラッと乾燥しているので、汗をかきながら草木と闘っていてもさほど不快ではない。

よく動き、よく食べ、よく眠る。

シャワーですっきり汗を流して少し遅めの昼食にでかけた先は、三井の森名店街にある『串の坊』。30年以上別荘オーナーに愛され続けてきた大阪法善寺仕込みの串カツ専門店だ。

庭仕事は結構な運動量だったので、目の前で揚げてくれる熱々の串カツを次から次へと口へ運び、がっつりとエネルギー補給!肉や魚貝類はもちろん、地元産のトウモロコシやアスパラのベーコン巻きなど鮮度あふれる野菜は蓼科でなければ味わえない絶品。追加で3本も食べてしまった。

信州の食材を活かした串カツを堪能し、山荘へ戻って涼やかなエゾハルゼミの鳴き声をBGMにうたた寝していると、けたたましい打音に叩き起こされた。一体何事だと外へ出ると、すでに音は消えていた。念のため建物まわりをチェックしてみると、なんと軒下に丸い穴が!あのけたたましい打音は、キツツキのドラミングだったのだ。 
 一瞬「キツツキのヤツめ!」とムッと来たが、ここはもともと野生動物たちの世界だ、仕方がない。しかし、小動物が冬ごもりに入る前に修理しないとなぁ。

散歩して、庭仕事して、別荘地内のお店で食事して、ゴロ寝して…。何か特別なことをするわけでもなく、ただの思いつきで過ごしたような一日。バーベキューをやったり、別荘を拠点に景勝地や温泉へいったり、ゴルフやトレッキングを楽しんだりするのもいいが、こんな何気ない休日もいいものだ。

休日の習慣にしている一日1回のメールチェックを行い、ちょっとだけ仕事モードに入り最低限の連絡事項をこなしたら、缶ビールをパシュッ!と空ける。サンデッキに出て夜空を見上げると、満天の星。これぞ“最高の一日”だ。

WEBマガジン「イマドキ別荘ライフ」は、50代半ばの中堅サラリーマン(男性)が、中古別荘を購入し、等身大の森の暮らしを楽しんでいく、限りなく現実に近いフィクションです。

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