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八ヶ岳山麓で別荘文化を育んできた成熟の別荘地「蓼科高原三井の森」。物件探しは三井の森へ。

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フォトストーリー Vol.9

Photo Story 一覧

Vol.9 散歩感覚で行く八ヶ岳の秘湯

かつて八ヶ岳に向かう登山道だった『蓼科高原三井の森』のメインストリート。
今でもメインストリートを上った先は八ヶ岳の登山口となっており、
三井の森から気軽にアクセスできるトレッキングコースとして
別荘オーナーに親しまれている。
森が芽吹き、清々しい緑風がそよぐ登山道を上り、
秘境ムード漂う標高2,060mの夏沢鉱泉へ向かった。

 標高約1,090mの「しらかば平」から標高約1,510mの「りんどうが丘」まで、メインストリートの左右に7つの街区が広がる『蓼科高原三井の森』。道を進んで行くと街区によって芽吹きや開花状況が異なり、季節の移ろいを実感できる。沿道を彩るレンゲツツジやシャクナゲなど初夏の花々を楽しみつつ別荘地内を走り抜けると、「硫黄岳」登山口方面と「天狗岳」登山口方面への分岐点に出る。

 今回は、硫黄岳登山口方面へ向かって、車両が通行できる最東端の桜平ゲートまで車で行き、そこから夏沢鉱泉まで30分ほど歩く散歩感覚のトレッキング。とは言え分岐点から桜平ゲートまでの区間は、車が通行できると言っても険しいダートの山道で冒険気分満点だ。

 普段アスファルトの上しか走っていない街の人間にとって未舗装というだけでもワイルドだが、八ヶ岳の懐深いダート道は、沢沿い、山腹のトラバース、樹のトンネルなど野趣たっぷり。酒徳利を首に下げた「狸岩」や巨岩が連なる「天の岩戸」などの見所も点在しており、車窓の風景も変化に富んでいる。

 山岳ドライブを楽しみながらダート道を進んでいくと分岐点から4kmほどで桜平ゲート前の駐車場に到着する。トレッキングシューズの靴紐をしっかり締め、飲み水と湯上がり用の着替えを入れたリュックを背負い、ゲートの先の登山道へ。標高は約1,900m。眼前に「峰の松目」の頂が迫り、八ヶ岳の懐深くまでやってきたことを実感する。

 道の勾配は登山道とは思えないほどなだらかで、とても歩きやすい。深い森が育むオゾンたっぷりの大気を味わいながら大自然の中を歩く幸せは、何ものにも代え難い。山道を歩き、少し火照ってきた頬に、沢筋を抜ける風が心地いい。

 満開のヤマザクラ、芽吹きはじめたばかりのダケカンバ…、周りの新緑は別荘地内より一足遅く、初夏というよりも春の装い。標高が上がるにつれ、芽吹き前の木々が目立ちはじめる。
 泉野方面からの旧街道と合流すると目的地の「夏沢鉱泉」まで、あとわずか。豪快な沢音を響かせる鳴岩川源流に掛かる丸太橋を渡ると、シラビソの原生林に包まれた「夏沢鉱泉」が現れる。電力の100%を水力発電と太陽光発電で賄うエコでクリーンな鉱泉宿だ。桜平ゲートからゆっくり歩いて30分ほどで到着した。

 標高2,060mの「夏沢鉱泉」は日本高所温泉5位にランクインしており、八ヶ岳においては標高2,150mの「本沢温泉」に次ぐ第2位。その昔、1920年代に新田次郎著の小説「孤高の人」のテーマになった登山家・加藤文太郎氏が泊まったことでも知られる歴史のある温泉宿だ。日帰り入浴も可能なので、トレッキングの途中で一風呂浴びて休憩できる。

 ほのかに硫黄臭が漂う木造りの浴室、薄い黄褐色のお湯、窓から差し込む鈍い光。これを秘湯と言わずして何と言うのか。こんな山深い鉱泉宿まで、『蓼科高原三井の森』から車&徒歩で約1時間の道のりとは、なんとも不思議な気分だ。桜平ゲートから自分の足で歩かないとこの湯には浸かれないところが、秘湯ムードを高めている。

 硫黄泉で心身をほぐし、湯上がりにランチを食べ、テラスで森を眺めながらリラックス。八ヶ岳の中腹という自然美あふれるロケーションで、森林浴と温泉浴が堪能できた今回のトレッキングコースは、期待以上の満足度。近所を散歩するような感覚で日本高所温泉5位の秘湯に行けるなんて、実に、実に素晴らしい!!


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