リストランテ モデスト
離山通りに平成20年11月にオープンした【リストランテ・モデスト】のオーナーシェフ掘内耕太さんは、イタリアンのシェフというよりも禅寺の修行僧のような風貌と、穏やかで優しさにあふれた笑顔の中にも一本強い意志が通っていることがはっきりとわかる信州男児です。
モデストのコンセプトは「信州の豊かな大地で育んだ食材を多用し、素材選びや、素材への火の入れ方にこだわることで、滋味を生かした体にやさしいイタリアン料理をご用意します。」とのことですから、おいしい食べ物大好きの弊社スタッフ大勢と、こぬか雨がそぼ降る五月のある夜、ディナーに行ってまいりました。
この夜の料理は、3つあるコース料理のうちの5,250円のものです。(他のコースは、7,350円と10,500円です)
まずはグリッシーニと香ばしく焼き上げたパルメジャーノチーズで食前酒をいだたきます。ポキポキ、モチモチとした食感を楽しんでいるうちに、デミタスカップに入った新ゴボウのポタージュスープが出来上がりました。
ゴボウの野性的な香りを残しつつ、ミルクをタップリと使って濃厚でありながらもさらっとしている、なんとも不思議な感覚の料理でした。
前菜は勝浦港から届いた初カツオのカルパッチョで、ブロッコリーやカリフラワー、おくら、ラディッシュ、インゲンなどこの時期にとりわけ美味くなるフレッシュな野菜がふんだんに乗って体が蘇りそうです。
パスタは鴨肉と小蕪の赤ワイン風味のトマトソースです。粗ミンチ状の鴨肉とやや土臭い蕪の相性は抜群で、優しい味付けやぎりぎりで見切った小蕪の火通りの加減など、掘内さんが掲げるコンセプトを裏切らない感動の一品でした。
メインは信州産ポークのロースト粒マスタードソースか鮮魚のソティーのチョイスです。メタボマンのkはお若いけれどちょっと体に気を遣って魚にしました。
沼津産のイサキをこんがりと、かつジューシーにローストし、輪切りの米茄子に乗せてあります。さらにその上にはエリンギや信州産アスパラガスが載り、爽やかなフルーツトマトのケッパー風味ソースで仕上げてあります。香ばしくてフルーティーな逸品でさらに白ワインが進みます。
ポークは食べなかったけれど行者ニンニクの入ったソースはなんとも香りが良く、思わず隣の人のお皿へ手を出しそうになりました。
仕上げはハードローストのコーヒーに玉子タップリのプリンとコーヒーゼリーのロワイヤルです。なかなか赤ワイングラスから手が離せない人には濃厚なゴルゴンゾーラチーズもあって大満足でした。