K部長の美味しいブログ

ベジタブルとジビエで「ベジビエ」ですよね? きっと!ベジビエ

熊魚菴 たん熊北店 外観

国道18号線(旧道)軽井沢駅前の信号から西へ徒歩約2分の好立地にある「ベジビエ」さんは何を食べてもおいしくコスパが相当高いうえに、ベジタリアン向きのメニューを用意してくださるので、ベジタリアンが存在する当社は、以前からスタッフ全員参加の打ち上げ会などでちょくちょく利用させて頂いています。
今宵は新人の歓迎の宴です。今回もスタッフ10名全員参加で盛り上がりました。

お店の定番メニューはキッシュ。いつも季節のみずみずしいサラダの次に出てくるのですが、柔らかな卵黄に絡められたチーズとベーコンの塩味を口にすると食欲が増し始める不思議。次の料理が待ち遠しくなります。

自家製の鹿肉BIGソーセージは、肉質が柔らかく薄色で、スパイスが感じられるジビエ料理です。そのまま食べても、添えられた粒マスタードと一緒でもよし。今回はエールビールでいただきました。

この季節ならではの小鮎のベニエ(フリット)で。千曲川産の天然ものとのことでした。添えられたピンクソルトはつけずにそのままレモン汁だけで一匹丸ごといただくと、終わりのほうに苦味が広がり、旬を感じさせてくれます。

この間にも、青魚のマリネ、生ハム、コロッケ、ブルケッタ、アヒージョ、バーニャカウダなどが次々と登場。隣のテーブルに並ぶベジタリアン向け料理もおいしそうではありますが、目の前の野菜&ジビエ料理も食べないと、こちらのテーブルに次の料理はやってきません。

パスタはナス、アスパラガス、みず菜が載ったトマトベースの冷製パスタです。
コースで注文すると、野菜はそれぞれの料理に添えられたり具材として大活躍していますが、パスタ麺とともにいただく野菜にも十分な存在感があります。ベースのトマトには甘みがあって、女性スタッフは大満足です。

ベジビエさんは、観光客や別荘族など、たまに軽井沢を訪れる人だけでなく、軽井沢で働く人も惹きつけてしまう何とも魅力的なお店です。

信州の豊かな大地で育んだ食材を多用した滋味あふれるイタリアン

リストランテ モデスト 【平成25年 上ノ原へ移転】

離山通りに平成20年11月にオープンした【リストランテ・モデスト】のオーナーシェフ掘内耕太さんは、イタリアンのシェフというよりも禅寺の修行僧のような風貌と、穏やかで優しさにあふれた笑顔の中にも一本強い意志が通っていることがはっきりとわかる信州男児です。

モデストのコンセプトは「信州の豊かな大地で育んだ食材を多用し、素材選びや、素材への火の入れ方にこだわることで、滋味を生かした体にやさしいイタリアン料理をご用意します。」とのことですから、おいしい食べ物大好きの弊社スタッフ大勢と、こぬか雨がそぼ降る五月のある夜、ディナーに行ってまいりました。
リストランテ・モデスト
リストランテ・モデスト リストランテ・モデスト
リストランテ・モデスト リストランテ・モデスト
パスタは鴨肉と小蕪の赤ワイン風味のトマトソースです。粗ミンチ状の鴨肉とやや土臭い蕪の相性は抜群で、優しい味付けやぎりぎりで見切った小蕪の火通りの加減など、掘内さんが掲げるコンセプトを裏切らない感動の一品でした。

メインは信州産ポークのロースト粒マスタードソースか鮮魚のソティーのチョイスです。メタボマンのkはお若いけれどちょっと体に気を遣って魚にしました。

沼津産のイサキをこんがりと、かつジューシーにローストし、輪切りの米茄子に乗せてあります。さらにその上にはエリンギや信州産アスパラガスが載り、爽やかなフルーツトマトのケッパー風味ソースで仕上げてあります。香ばしくてフルーティーな逸品でさらに白ワインが進みます。
リストランテ・モデストリストランテ・モデスト
ポークは食べなかったけれど行者ニンニクの入ったソースはなんとも香りが良く、思わず隣の人のお皿へ手を出しそうになりました。

仕上げはハードローストのコーヒーに玉子タップリのプリンとコーヒーゼリーのロワイヤルです。なかなか赤ワイングラスから手が離せない人には濃厚なゴルゴンゾーラチーズもあって大満足でした。
京都の高級バーまでその名を轟かす欧風小料理店

欧風小料理 無 限

Kが京都へ行った時しばしばおじゃまするバー『カルバドール』 (寺町二条) のマスターから「Kさんは今どこに住んでるの?」と聞かれましたので、軽井沢ですよとお答えしたら、「無限さんて知ってる?」と聞かれてびっくりしました。

京都の高級バーまでその名を轟かす欧風小料理【無限】さんは、軽井沢駅前のビル2階から、6年ほど前にグルメロードへ移りました。
駅前の頃から、料理がおいしくて、気軽で、お値段も手頃でしたので、当社軽井沢営業部の歴代社員もずいぶんお世話になっています。
欧風小料理  無 限
欧風小料理  無 限 欧風小料理  無 限
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【無限】さんは、2~3人でおじゃまし、カウンターかキッチンがのぞけるテーブル席に座って、手作りハムをつまみ、壁の大型黒板の膨大なメニューを眺めながら (見るだけで肴になります) リーズナブルなハウスワインをがぶがぶ飲むといった戦法が定石ですが、大勢で安く上げたいときは、2つある個室のどちらかで、税込み3,150円のコース料理で宴会をお願いするのが最もお勧めです。

さて、4月になり当社も新入社員が入ってきましたので、今夜は無限さんで総勢10人の大歓迎会を開きましたが、いつもと同じお勧めコースはちょっと飽きちゃいましたので、オーナーシェフの上原さん (普段は寡黙ですが笑うと笑顔が素敵ですよ)
に無理をお聞きいただき、コース料理をベースに部分的にアレンジした料理をお出しいただきました。(お値段もちょっとだけアップしました)
そのお料理は、フォアグラのテリーヌ、蛸のカルパッチョ(定番)、モッツアレラチーズトマト添え、筍とホタテのグリル、たたきエビ春巻き(定番)、旬の桜鯛兜煮若竹添え(まるで割烹料理屋さんのようです)
鴨ロースの厚切り大根載せ、締めの名物野沢菜とジャコの焼きめし(定番)とトマトソース味スパゲティー(定番)と続きます。
ほんとにこのボリュームでこのお値段ですから、若い社員も大満足で、最後にはkも調子に乗って極上のカルバドスまでいただき、朧月夜の春の宴は果てしなく続きました。
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欧風小料理  無 限
穏やかな人柄そのままの優しい味のお料理を提供

アビーハウス1990 【令和3年 閉店】

【アビーハウス1990】のオーナーシェフ林さんは神奈川県ご出身の53歳。穏やかな人柄そのままの優しい味のお料理を提供しています。お店は開業当初中軽井沢駅西側にありましたが、3年前に現在の離山通りへ引っ越し、新たなファンも増えてきたようです。

軽井沢の横文字レストランは、本格的なフレンチやイタリアン系が引き続き増殖を続けていますが、やっぱり昔ながらの洋食屋さんがないと、ドミグラスソースファンのKは困りますし・・・・
アビーハウス1990
アビーハウス1990 アビーハウス1990
アビーハウス1990 アビーハウス1990
たまにはおしゃれをして話題のお店へも行きたいけれど、いつも肩肘を張っていたら疲れますから、内装などもカジュアルでほどが良いアビーハウスさんは軽井沢に無くてはならないお店です。Kはいつもお昼におじゃましますので、カレーやポークカツレツ、牡蠣フライなど洋食屋さんの定番メニューをお願いしますが、何をいただいても気取らない懐かしい味で心が和みます。

しかしメニューを見るとタンシチュウや牛肉の赤ワイン煮(ともに1,550円)エスカルゴのブルゴーニュ風(1,300円)などの本格的な料理を含め、何十種類ものメニューが勢揃いしていますし、ワインも50種類以上取りそろえてありまして、特筆はグラスワイン(380円)はお手頃プライスです。
アビーハウス1990アビーハウス1990
開店時間は11時からで、高校時代に早弁癖のついたK(ほぼ毎日1時間目が終わったら食べてました)には、なんともありがたいお店で、ランチメニューも750円からですから、給料日前でもなんとかなりそうです。
また、今年から「牡蠣フライどんぶり」などという、どんぶり大好きのKの心をくすぐる新メニューが登場していますから、Kの早弁癖は治りそうもありません。
フレンチとイタリアンを融合させ、地元産の高原野菜や山菜、川魚や信州和牛などを使用した創作料理

メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール 【平成28年12月 閉店】

三井の森の中軽管理センター併設のレストラン【セリール】という店名は、眼下に流れる清流「湯川」畔に生息するというカワセミ科の鳥「ヤマセミ」に由来しますが、昭和56年の管理事務所オープンと同時にセリールも開店しました。それからあっという間に30年近い歳月が流れ、オーナーやシェフは何度も代わり、シェフの数を数え始めたところ、なにやら10本の指では足りなくなってしまいました。

現在のオーナー・シェフ《篠原さん 44歳》に代わったのは、2年前の平成19年3月ですが、新装開店に際し、前沢にあった篠原さんの以前の店名「メリ・メロ」と、このセリールを合体させた新店名【メリ メロ レリティエ・ドゥ・セリール】が誕生しました。
メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール
メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール
メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール
メリメロ レリティエ・ドゥ・セリール  
フレンチとイタリアンを融合させ、地元産の高原野菜や山菜、川魚や信州和牛などを使用した創作料理は、別荘のお客様から高い評価をいただいるようですが、この冬からオフシーズンの限定メニュー:パスタランチ(6種類あり、どれでも980円、平日はコーヒーつき)を始めたとのことでしたので、今日は遅ればせながら試食させていただきました。
6種類は、1.甘エビのトマトソース 2.カルボナーラ (半熟玉子添え) 3.長野県産牛肉100%のボロネーゼ 4.豆乳を使ったサーモンクリーム(長ネギ風味) 5.いろ野菜のジェノベーゼ゙6.きのこと黒オリーブの焦がしアンチョビ風味です。マダムの《篠原かれんさん》にお聞きしたところ、人気の順は1.甘エビ 2.サーモン 3.カルボナーラ とのことでしたが、Kと今回の随行カメラマンのM部長は中年のおじさま族がよくオーダーするという 2.3.6をいただきました。
茸のスパゲティーは、控えめな味付けでアンチョビや茸特有の複雑な風味が際だっていましたし、カルボナーラはコックリとしたクリームソースが半熟玉子とベストマッチでした。ボロネーゼのミートソースも濃厚でありながらもお肉の素性がくっきりわかるように計算された絶妙の味加減でした。
(昼や夜のコース料理の味付けは、京都人( ? )のKには若干濃いかなと思っていましたが、今日のパスタのお料理はけしてそんなことはなく、大好きなペッパーもタップリかけていただきました)本日は取材でしたので、モエ・エ・シャンドン社製のカップル向きペアグラスに入った、シードル風ノンアルコール発泡飲料をお出しいただきおいしかったのですが、そもそもおじさんが2人で飲むべき物ではなく、非常に恥ずかしくて、とても気持ち悪かったです。
フレンチとイタリアンを融合させ、地元産の高原野菜や山菜、川魚や信州和牛などを使用した創作料理

エンボカ enboca 【軽井沢本通りへ移転】

本ブログにグルメ通りのレストランが掲載されていないがどうなっているのか?とのお叱りの声にお答えすべく、極めつきのお店の登場です。

「小春日和の昼下がり、木立の中に佇むしゃれた山荘風レストランのサンルームで、ねっとりとしたハモンセラーノをつまみながら芳醇なベルギービールを傾ける」そんな男のロマンを実現させてくれるお店です。
エンボカ enboca
エンボカ enboca エンボカ enboca
エンボカ enboca エンボカ enboca
グルメ通りのほぼ中間、フレンチのタムラさんとあの離山房さんの間の小道を西へ入った突きあたりにあり、ひっそりとした別荘風の建物は非常に趣があります。(屋根に草が生えていますが雨漏りは大丈夫でしょうか?)

メインのお料理はマルゲリータやハム、季節の野菜などのピザで、自慢のモザイク模様の石張り薪釜で焼き上げます。さらに感動のメニーはデザートピザで、種々の季節の果物はさっぱりとしていますから、フルーティーなベルギービールにぴったりです。
ベルギービールは20銘柄以上り品揃えですから、その日の気分やお料理に合わせて楽しめますよ。オーナーは開業の頃からメディアへの露出を避けたかったようですが、本物のお店はどうしても目立ってしまいますから、夏場などは予約も取りにくそうです。紅葉がすっかり終わった11月下旬から雪解けの頃までがねらい目の大人のレストランです。
各界著名人御用達ダイニングで。ホテルオークラが運営を担当するホテル

コンチネンタルルーム

「三井不動産レジデンシャルの旧軽井沢別荘地」からほど近い旧軽井沢鹿島の森の一角に、あこがれのリゾートホテル「ホテル鹿島ノ森」がひっそりと佇んでいます。

軽井沢のシンボル「離山」の東裾野、雲場池に注ぐ雲場川の水源「御膳水」の畔という絶好のロケーションにある「ホテル鹿島ノ森」は、昭和31年に国内有数の名門ゴルフコースである「旧軽井沢ゴルフクラブ」のロッジとして産声を上げ、昭和52年に全面改装されて華やかにホテルがオープンして以来、皇族や政財界の超大物などVIPの定宿です。

コンタネンタルルーム
コンタネンタルルーム コンタネンタルルーム
   

早くも入梅を思わせるかのような、軽井沢全体がすっぽりと霧雨に覆われたとある五月の昼下がり、ホテル内のメインレストラン『コンチネンタルルーム』を訪れてゴージャスにランチを楽しみました。

『コンチネンタルルーム』は軽井沢で一夏を過ごす各界著名人御用達ダイニングで、ホテルオークラが運営を担当する当ホテルは、その味もホテルオークラ東京の直系ですが、虎ノ門の本館一階のテラスレストランが大好きで、カレーには目がないKのオーダーは、本日もオークラ伝統の味「ビーフカレー」です。
一点のごまかしもなく、レシピ通りに整えられたスパイシーなビーフカレー(薬味添え ライスまたは雑穀米)のお代 ¥1,980-は極めてリーズナブルでした。同行の相棒はコンチネンタルランチ(¥3,800- オードブル、スープ、シェフのお任せメインディシュ、ホテル特製のパン、デザートとコーヒー付)でしたが、こちらもコストパフォーマンスに何の問題もございません。
翌日の夜にも再訪させていただき、創業当時からセレブな常連客に愛し続けられ「伝統の逸品」と誇らしげにメニューに謳われている、「コンソメスープ¥1,500-」「自家製虹鱒の燻製¥2,400-」など、あれやこれやとセレブの方々に混じって、やや緊張しつつナイフとフォークをあやつりましたが、いずれも本物の逸品でした。

二十年ほど前の平成バブルの頃に、ホテルの東側200mほどの土地が1坪300万円で取引されたこともある日本一の別荘地「鹿島の森」に別荘を所有するセレブの方々が、今年も梅雨明けと共に軽井沢入りし、毎朝のブレックファーストや、入れ代わり立ち替わりのお客さまをお招きして、夜ごとのディナーを楽しむなど、ホテル鹿島ノ森が華やぐ日々が今年もまもなくやってまいります。

 

コンタネンタルルームコンタネンタルルームコンタネンタルルームコンタネンタルルーム
ハワイアン料理を楽しませてくれる、ダイニングバーです。

F.O.G DINER 【平成29年春 閉店】

おしゃれなリゾート地軽井沢でダイニングバーといえば、イタリアンやフレンチを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回ご紹介する『F.O.G DINER』さんはハワイアン料理を楽しませてくれる、ダイニングバーです。
国道18号線沿軽井沢警察署西隣に平成23年にオープンした「はぶかるフォレストデッキ」に入る3店のカフェの一番奥にある『F.O.G DINER』さんの店内は、白とブラウンが基調の落着いた雰囲気で、バックに流れるハワイアンミュージックが、軽井沢なのになぜか、海辺にいるような感覚にいざなってくれます。

F.O.G DINER
F.O.G DINER F.O.G DINER
F.O.G特製ロコモコ ハンバーグステーキ

Kのオフィス、「三井の森軽井沢販売センター」は「はぶかるフォレストデッキ」のお隣にあり、『F.O.G DINER』さんは昼前から夜遅くまでフルオープンですので、不規則な食生活を強いられる営業マンのKには大助かりです。


ランチで注文するのは、もちろんハワイアン料理の王道?「F.O.G特製ロコモコ¥940-」です。
信州黒毛和牛100%のハンバーグは、外側がカリカリで中はミディアムレアに焼きあがっています。ちょうど良い半熟具合のたまごに秘伝のソースがかかったロコモコは彩りも鮮やかで、上品な味に仕上がっています。
これからの季節はテラス席で、種類豊富なドリンクとともに楽しむのがおすすめです!

夜は、アメリカのファーストフードの定番「バッファローウィング¥790-」、「バーニャカウダ¥890-」、「自家製レーズンバター¥520-」などレパートリーも豊富です。 バッファローウィングのピリッと辛い味付けとブルーチーズドレッシングの意外なハーモニー、バーニャカウダのアンチョビソースは最後まで温かいままサービスしてくれます。
自家製レーズンバターはお酒のつまみに最高ですから、ついついビールからモルトウイスキーまでと、気が付けばいつもホロ酔いになってしまいます。


お酒やソフトドリンクの種類も充実していて、ご家族全員で楽しめる『F.O.G DINER』さんは、いつもカップルやお孫さんを連れた別荘族の方で賑わっています。

バーニャカウダバッファローウィング自家製レーズンバターハーフ&ハーフ
グラスワインスカイブルー

軽井沢のランドマーク「万平ホテルは創業120年を迎える日本屈指のクラシックホテルです。

「The Bar」

軽井沢のランドマーク「万平ホテルは創業120年を迎える日本屈指のクラシックホテルです。

週末ともなると、三笠通りの榮林さんの前から始まる狭い万平通りは、日帰り観光客から別荘族まで、続々と万平ホテル詣でのお客様の行列が続きます。
万平ホテルには、ステンドグラスや格天井が見ものの「メインダイニング」やジョンレノン伝説の「カフェテラス」など、多くの名物レストランがありますが、18時オープンのメインバー「The Bar」は軽井沢の紳士淑女の社交場で、ホテル滞在のゲストはもちろんのこと、軽井沢中の別荘オーナーも、多くの人が何代にもわたって、「なつかしさ」や「会話を楽しむ」ために足しげく通ってきます。
The Bar
The Bar
「The Bar」のチーフバーテンダー小澤孝道さん(58歳)は今年勤続38目のナイスガイです。
今夜も小澤さんとお話をしながら、レトロな内装(ことに天井や壁付の照明器具はため息が出るほど美しいです)をつまみにグラスを傾けます。
小澤さんが万平ホテルへ入社した20歳の時、カクテルの作り方一つ、接客のなんたるかもわからないままカウンターへ入ったとのことですが、その小澤さんの師匠は、万平ホテルを愛したお客様であった!と小澤さんはそっと教えてくれました。 小澤さんが新米バーテンダーだった頃、常連客であった、万平ホテルに縁の深い東京の某老舗ホテルのオーナーが、自らマティーニを作って見せてくれたことがあったとのことで、それ以来、それが小澤さんのマティーニとなり、現在に続いています。 小澤さんの信念は、どんな時もサービスマンとして生意気にならないよう、お客様の気持ちを害さないように、細心の注意を払うこととおっしゃいます。
そんなお話を伺いながら、今夜のKは、件のマティーニ(ビーフィータベース)からスタートして、レアものワイルドターキー18年のオンザロックスやサントリー白州とタイアップして造り上げた創業120年記念ボトルのシングルカスクウイスキーをもちろんストレートで!(これはお隣の常連さんからご馳走になったもの)、アブサン水割りなどの強いお酒ばかりを飲み続けてしまったので酩酊状態となり、ほとんど美味しいブログの取材にならない一夜となりました。
昼間のビューロケーションが素敵なイタリアンレストラン

ア・ダージオ

北陸新幹線の側道が湯川に架かる橋のたもとに佇むイタリアンレストラン「ア・ダージオ」は、2012年に旧道の教会裏からお引越ししてきました。
建物は、赤い緩やかな勾配の寄せ棟屋根で、尾根形が極めてシャープなのに優しさにあふれた可憐なフォルムで、側道を通るとひときわ目を引く美しさです。屋根には、暖炉とピザ釜の形状の違った2つの煙突が飛び出していて、設計者の深いこだわりを感じます。
ここからの湯川越しの「離山」、側道の幾何学的な吊り橋、その横に北陸新幹線が通り、これらが混然となった景色は一見の価値があります。
ことに、「ア・ダージオ」さんは、冬場もクローズすることなく営業していますから、「離山」が樹氷に包まれた冬の良く晴れた日に、暖炉の脇でおいしいランチを頂きながら窓枠の中の、白く輝く「離山」を眺めていると、軽井沢に住んでいる人だけに許された幸せを感じます。
ア・ダージオ 外観1
  • 近隣の風景
  • 離山霧氷

    樹氷に輝く冬の離山

さて、咲き始めたばかりのこぶしの花が冷たい雨に打たれている四月半ばのとある日のランチタイムは、三井の森中軽井沢管理センターの小須田さんとランチミーティングです。
初めての小須田さんとのランチですから、オーダーはいつもの、サラダとパスタとデザートからなる1,900円のコースではなく、前菜盛り合わせの付いた2,900円の特別コースをおごりました。
有機野菜サラダは、濃厚なサウザンソースがたっぷりとかかりボリューム満点です。オードブルも大好きなご馳走ばかりですから、お昼でもワインが欲しくなりますが、仕事中ですからぐっと我慢です。
チョイスのパスタ料理は5種類あって、どれもみな魅力的ですが、今日は最初からリゾットと決めていたので、迷わず「軽井沢インゲンとポルチーニ茸とパルミジャーノチーズの五穀米リゾット」をオーダー。小須田さんもバジルの香りが大好きとのことで、「小海老とインゲン、ジャガイモの自家製バジルジェノバ風 リングイーネ」です。
途中で香ばしい「ローズマリーとオリーブのフォカッチャ」最後にたっぷりのデザートとコーヒーは極めてリーズナブルで、小須田さんとのミーティングも有意義に終了しました。
  • 有機野菜サラダ
  • 小海老とインゲン、ジャガイモの自家製バジルジェノバ風リングイーネ
  • 軽井沢インゲンとボルチーニ茸とパルミジャーノチーズの五穀米リゾット
  • 前菜